バイメタル温度計の主な要素は、2種類以上の金属片を重ねて構成された多層金属片であり、2種類の異なる金属が温度変化時に膨張度が異なる原理を利用して動作する。環状湾曲状に巻かれたバイメタルシートからなる。一端が熱膨張を受けると、指針が回転し、動作計器は熱電位に応じた温度値を示す。
二、バイメタル温度計の動作原理
バイメタル温度計の動作原理は2種類の異なる温度膨張係数の金属を利用して、温度測定霊を高めるために
感度は、通常、金属シートを螺旋巻き形状にし、多層金属シートの温度が変化すると、各層の金属が膨張したり収縮したりして、螺旋巻きが巻き上げられたり緩んだりする。
螺旋巻の一端は固定されており、他端は自由に回転できる針に接続されているため、バイメタル片が温度変化を感じると、針は円形スケールで温度を示すことができる。
この計器の測温範囲は200 ~ 650℃であり、許容誤差はいずれもスケール2コースの1%程度である。
三、バイメタル温度計の分類及び選択の心得
1、分類
バイメタル温度計の指針盤と保護管との接続方向によってバイメタル温度計を軸方向型、ラジアル型、135°方向型、ユニバーサル型の4種類に分けることができる。
バイメタル温度計
①軸方向型バイメタル温度計:指針盤と保護管を垂直に接続する。
②ラジアル型バイメタル温度計:指針盤は保護管と平行に接続されている。
③135°向型バイメタル温度計:指針盤と保護管は135°に接続されている。
④ユニバーサル型バイメタル温度計:指針盤と保護管の接続角度は任意に調整できる。
2、取り付け固定形式
実際の生産の需要に適応するために、バイメタル温度計は異なる取り付け固定形式を持っている:可動雄ねじ管継手、可動雌ねじ管継手、固定ねじ継手、キャッピングねじ継手、キャッピングフランジ継手と固定フランジ。
3、型番の命名方式
W S□□□□――保護形式
なし-標準
据付固定方式W-保護型
0-固定装置なしF-防腐タイプ
構造形式1-可動雄ねじ
0-軸方向型2-可動雌ねじ
1-ラジアルタイプ3-固定ネジ
バイメタル温度計
2-135°方向型4-固定ネジ
3-ユニバーサルタイプ5-ブッシュねじ
ケース公称直径6-ブッシュフランジ
3-φ60
4-φ100
5-φ125
感温素子はバイメタル
きんぞくぼうちょうしき